小学6年生の国語 学年別ガイド
株式会社Scopaの国語講師がまとめた解法の資料をもとに、小学6年生のお子さまの国語を、家庭でどう見ればよいかをまとめました。秋からの過去問演習の時期を中心に書いています。5分ほどで読めます。
小学6年生で国語に起きやすいこと
- 秋からは過去問演習が中心になります。国語の記述は、市販の過去問集の解答と答え方の切り口が違うと、家庭では何点なのか判断しにくくなります。
- 塾でも記述を見てもらえる場合はありますが、講師によって見方の細かさに差があり、返却までに日が空くこともあります。家庭でも答案を見る目を持っておくと、聞きたいときにすぐ確かめられます。
- 国語は満点を狙う科目ではなく、大きな失敗をしないことが大切な「守る科目」です。講師の資料では、記述で満点を狙うより、取れる問題を落とさずに取ることを優先し、目標を6〜7割に置いています。
- 多くの学校で国語は1科目目に置かれます。国語で手応えがないと、次の算数に動揺を持ち込むことがあります。国語の崩れは、点数だけでなく気持ちにも響きます。
4つの層のどこを見るか
株式会社Scopaの国語講師は、国語の点が伸びないとき、つまずきが「語彙と漢字・読む・解く・書く」の4つの層のどこかで止まっていて、その場所は答案に表れると考えています。過去問の答案でも、下の層から順に見てください。
- 語彙と漢字:本文の言葉の意味が分かっているか。記述の言葉が「いやな気持ち」のような子どもの言葉で止まらず、大人の言葉に置き換えられているか。
- 読む:答えの根拠にした場所が、本文の大事な場所(筆者の主張、物語なら出来事と行動)になっているか。
- 解く:手が止まる問題を後回しにできているか。設問の型に合った答えの形(文末・向き・条件)になっているか。
- 書く:材料(要素)が足りているか。指示語やたとえの言葉が残っていないか。「〜ではない」で終わっていないか。
家でやること3つ
1. 過去問は、本番と同じ大きさで、時間を計って解く
過去問は、問題集をそのまま使うより、実際の入試と同じ大きさにコピーして用意します。解答用紙の枠の広さに慣れると、時間配分と記述の分量の感覚がつかめます。コピーとスケジュールの管理を大人が引き受けると、お子さまは演習と直しに時間を使えます。
- 声かけの例:「満点じゃなくていい。落としちゃいけない問題はどれ?」
2. 記述は3つの観点で採点する
模範解答と一字一句同じでなくても、要素が入っていれば点になります。次の3つの順に見てください。
- 本文を見ずに答えだけを読み、意味が通じるか(指示語・たとえ・主語)
- 文末の形と答えの向き(プラスかマイナスか)が、設問と合っているか
- 設問が求める材料を2〜3個に分けたとき、いくつ入っているか
声かけの例:「『〜ではない』で終わってたら、じゃあ結局なんなの?」
3. 直しは4段階で、間違いの癖を記録する
直しは、間違えた問題と、合っていたが自信がなかった問題に絞ります。そのうえで、分からなかった言葉を確かめる、設問が何を聞いていたかを言い換える、根拠の場所を本文で指す、最初の答えを選んだ理由を振り返る、の4つを順に行います。同じ間違いが続くなら、それは癖です。記録しておくと、本番で気づけるようになります。
- 声かけの例:「この問題、結局なにを聞かれてたの?」
- 声かけの例:「同じ間違い、前もなかった?」