小学4年生の国語 学年別ガイド
株式会社Scopaの国語講師がまとめた解法の資料をもとに、小学4年生のお子さまの国語を、家庭でどう見ればよいかをまとめました。5分ほどで読めます。
小学4年生で国語に起きやすいこと
- 多くのお子さまにとって、塾に通い始めて1年目の学年です。中学受験の勉強時間は「算数4・理科社会2・国語1」が目安とされ、国語は後回しになりやすい科目です。
- 塾から家庭に求められるのは、たいてい「漢字と知識」です。読解は、基本的に塾の授業で時間をかけて身につけていきます。
- 文章がまだ易しいため、「なんとなく読んだら分かった」で正解できることがあります。ところが5年生の後半から、文章の抽象度と記述の量が一気に増え、感覚だけでは点が取れなくなることがあります。4年生は、答えの根拠を本文で指す習慣をつけ始める時期です。
4つの層のどこを見るか
株式会社Scopaの国語講師は、国語の点が伸びないとき、つまずきが「語彙と漢字・読む・解く・書く」の4つの層のどこかで止まっていて、その場所は答案に表れると考えています。下の層から順に見てください。
- 語彙と漢字:漢字テストの点と、本文の中で意味が分からなかった言葉の数を見ます。
- 読む:正解した問題について、本文のどこが根拠かを指させるかを見ます。
- 解く:「なぜ」と聞かれて「〜から。」で答えているかなど、設問と答えの形が合っているかを見ます。
- 書く:記述が空白なのか、埋まっているのに点にならないのかを見ます。
家でやること3つ
1. 漢字と言葉は「覚えたかの確認」まで
漢字を10回書いて終わりにせず、何も見ないで書けるかを、その日のうちと数日後に確かめます。暗記は寝る前の10分に置くと続けやすくなります。言葉は、意味を言えるだけでなく、使えるかまで確かめます。
- 声かけの例:「10回書いた後、何も見ないで1回書けた?」
- 声かけの例:「じゃあ、その言葉を使って一文つくってみて」
2. 正解した問題にも根拠を聞く
正解した問題こそ、「なんでこれだと分かったの?」と聞いてください。本文の言葉を指して説明できれば十分です。「なんとなく」と返ってきたら、一緒に本文の中から根拠の一文を探します。
- 声かけの例:「その答えの根拠、本文のどこ?」
3. 線が引いてある文を、丸ごと読む
問題の線(傍線)が引いてある部分だけでなく、その一文の文頭から文末までを読むと、指示語や接続語のヒントが見つかります。「これ」「それ」を見たら、前の一文に戻ります。
- 声かけの例:「線が引いてある文を、丸ごと声に出して読んでみて」
- 声かけの例:「『これ』って何のこと?」