小学3年生以下の国語 学年別ガイド
株式会社Scopaの国語講師がまとめた解法の資料をもとに、塾に入る前の小学3年生以下のお子さまの国語を、家庭でどう育てればよいかをまとめました。小学1・2年生の方もお読みいただけます。5分ほどで読めます。
小学3年生以下で国語に起きやすいこと
- 中学受験の塾に入る時期は、小学3年生の2月ごろが最も多いという調査があります(2018年の調査で約23%)。入塾までの時間は、国語の土台をつくる時間として使えます。
- この時期の文章は易しく、お子さまの年齢でも共感しやすい内容が多いため、「なんとなく読んだら分かった」で正解できます。ところが学年が上がって文章が難しくなると、感覚だけでは通用しなくなります。国語が得意なお子さまほど、早めに「本文のここに書いてあるから」と根拠を言える習慣をつけておくことが大切です。
- 国語は、世の中の道理や、相手を思いやる感覚といった「常識力」を土台にする科目です。物語文では、自分ならどう思うかではなく、登場人物が相手をどう思いやっているかが問われることが多くあります。
4つの層のどこを見るか
株式会社Scopaの国語講師は、国語のつまずきが「語彙と漢字・読む・解く・書く」の4つの層のどこかで止まっていて、その場所は答案に表れると考えています。
小学3年生までは、下の2つの層を中心に見てください。上の2つ(解く・書く)は、入塾後に塾の授業で本格的に学んでいきます。
- 語彙と漢字:知らない言葉に出会ったときに、意味を推し量ろうとするか。漢字を、練習の後に何も見ないで書けるか。
- 読む:答えについて「なんでそう思ったの?」と聞いたときに、本文の言葉を指して説明できるか。
家でやること3つ
1. 言葉は、大人との会話で増やす
会話の中で少し難しい言い方を使ってみたり、「この言葉、知ってる?」と聞いてみたりします。知らない言葉が出てきたら、すぐに意味を教えずに考えてもらいます。入試でも、知らない言葉の意味を、文脈と漢字から推し量る力が必要になります。
- 声かけの例:「プラスの言葉かな?マイナスの言葉かな?」
- 声かけの例:「その熟語、漢字に分けるとどうなる?」
2. 漢字は「書いた後のテスト」まで
練習ではできるのにテストで書けないときは、書いた後に何も見ないで書けるかを確かめる手順が抜けていることがよくあります。その日のうちと数日後に、もう一度だけテストをします。暗記は寝る前の10分に置くと続けやすくなります。
- 声かけの例:「10回書いた後、何も見ないで1回書けた?」
3. 「なんでそう思ったの?」で根拠を聞く
本を読んだ後や、テストで正解した問題について、理由を聞いてみてください。本文の言葉を指して答えられたら、それで十分です。物語なら、出来事と、その後の行動から、登場人物の気持ちを一緒に考えます。
- 声かけの例:「この子は、どうしてこうしたんだと思う?本文のどこからそう思った?」